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プロパティマネジメント

PROPERTY MANAGEMENT

資金調達

財務改善

財務改善サービスの内容

平たくというと”財務分析を行い自社の課題を把握し、財務体質を強化すること”です。

弊社サービスとして、不動産オーナー様だけでなく、ご入居頂いてるテナント様に対してもサービスとしてご提供しています。

双方にとって下記のようなメリットがあります。

不動産オーナー側:財務状況の良い優良な入居者に長く入居してもらえる。

テナント経営者側:経営基盤が安定した状態で、売上と利益の向上に注力できる

具体的な効用には下記のような事があります。

  • 経営が安定化する
  • 銀行から資金調達をしやすくなる
  • 既存の借入に対する負担が軽くなる・
  • 成長のための積極的な投資を行いやすくなる

財務体質を強化したい、財務改善したいということは全ての経営者が考えていることですが、実際に財務を改善できた経営者は多くありません

なぜか?

”何から手をつけてよいかわからず本質的な改善ができないから”ではないでしょうか?

言い方を買えると、具体的に何をすべきで、どういう順序で進めたよいのかがわからないということだとおもいます。

実際、私どもが経営者の方からいただく相談では、財務状況が著しく悪くなった状態でご相談頂くことが、多々あります。本来であれば、ほんの少し会計処理に手を入れるだけで解決した内容も、手に負えない状態になってからご相談されることがあります。

弊社の不動産コンサルティング業務・プロパティマネジメント業務では、困った状況になる前にお力になれるよう定期的に不動産オーナー様・テナント経営者様を訪問し、日常的なお悩みの解決からしていくことに注力しています。

財務改善に向けた手順

ステップ1・財務分析

自社の評価と課題を定量的に把握することが第一です。

ステップ2、財務体質の改善

財務の課題を短期間で解決して健全な財務体質に改善する。
このポイントは分析で把握した課題のうち、まずは短期間で解決できるものから改善を進めることが大事です。

ステップ3、財務管理体制の構築

資金繰り管理のPDCAを組織で回せる体制を構築すること。
つまり、改善したものがまた悪くならないように管理する仕組みを社内に構築することが重要です。この三つのステップで進めることで財務改善を行うことができます。
では、具体的にどのように進めればよいのか説明します。

 

ステップ① 財務分析

企業にとって財務面で最も重要なことは、キャッシュを創り出し続けることです。
つまり、財務分析でまず把握すべきことは

①キャッシュフロー = 年間でいくら現金が増えたのか?(減ったのか?)

世の中の中小企業のほとんどがキャッシュフローがマイナスになっており、毎年借入をしないと資金繰りが回らない状況です。(利益が出ている企業でもです)

その原因の多くは、資金調達の方法です。下記のサイクルになっていいます。

  1. お金の使い道に合わない借り方をしてしまっている

キャッシュフローを悪化させている

正しい借り方をするためには、どうすればいいのか。その手順は次のようになります。

  1. B/S(貸借対照表)から正しい借り方を把握
  2. 金融機関に借入の組み換えを承諾してもらう

実現のために、財務面で把握しなければならないのが、以下2つです。

  1. 経常運転資金 = 借入の長期と短期のバランスはいくらが適正か?
  2. 債務償還年数 = 金融機関の企業に対する評価(借入の組み換えを承諾の可否)

財務体質を改善することを目的とした財務分析では、①キャッシュフローの分析で課題を把握し、②経常運転資金と③債務償還年数の分析で、具体的な対策を検討することが必要です。

 

ステップ② 財務体質の改善

財務分析を行い、財務改善の課題と対策が把握できれば、次は具体的に借入の組み換えを金融機関に依頼して承諾を得ることが必要になります

金融機関から承諾を得るポイントは、必要な情報を十分に伝えて金融機関と双方向のコミュニケーションをしっかりと取ることです。

多くの経営者が陥っているのは、自分のやりたいことだけ伝えてしまい金融機関に十分に意図が伝わっていないケースです。

借入の組み換えを金融機関に依頼するときに、伝えるべき情報や確認すべきことは大きく以下の5つです。

  1. 金融機関からの評価の確認こちらがやりたいことを伝える前に、まずは謙虚に金融機関から見た自社の評価や課題について聞いてみましょう。評価や課題についての認識が同じであれば話はスムーズですし、異なるようであればまずはその認識のズレを埋めることが必要です。
  2. 今後の経営方針
    自社がどんなビジョンや目標をもって経営をしているのかを伝えましょう。これがないと、なぜ財務改善に取り組んでいるのか、借入の組み換えを行う必要があるのかが金融機関に伝わりません。
  3. 今後の財務方針
    ビジョンや目標を達成するために、財務面でどのような取り組みを行っていくのかを伝えましょう。
    例:「出店を見据えてキャッシュフローを意識した経営に変えていく」など
  4. 融資の具体的な打診
  5. 回答期日の確認
    企業の状況次第では他にも伝えるべき情報はありますが、最低でも上記の5つはしっかりと金融機関に伝えることで、金融機関と同じ方向を向いて財務改善を進めることができるようになります。

 

ステップ③ 財務管理体制の構築

借入の組み換えは一種の外科手術のようなものです。借入の組み換えにより財務改善が実現できた後は、さらなる財務体質の維持向上のために財務管理体制の構築が必要になります。具体的には、以下の仕組みを構築します。

  1. 月次損益の予実管理
  2. 月次資金繰りの予実管理
  3. 年次貸借の予実管理
  4. 財務担当者の育成
  5. 幹部社員に財務状況の共有

上記の仕組みのPDCAサイクルを回すことで、会社の財務体質がどんどん強化されていきます。

多くの経営者が財務改善をしたいと思っていますが、実現できていません。その理由は、よくわからないからそのままにしてしまっているからではないでしょうか?

財務改善を実現した経営者は、財務がわかる人と一緒に課題と対策を具体的に把握することから始めています。

財務改善を進めたい方はまずは専門家と一緒に財務分析を行うことから始めています。共に現状を把握するところから考えてみてはいかがでしょうか。